甘味料・砂糖系

種類

砂糖は、植物の茎(サトウキビ)や根(てん菜)の糖分から作られる天然甘味料です。
砂糖には、純度が高く幅広い用途に使用できる上白糖三温糖グラニュー糖など分蜜等と黒砂糖のように蜜分を含む含蜜分とに分かれます。

砂糖の効能

脳には必要不可欠な糖分

砂糖は、脳の唯一のエネルギー源・栄養素で、摂取して2~3分で体内(小腸)でブドウ糖と果糖に分解され、ブドウ糖は即座に脳に吸収されます。
脳は多くのエネルギーを消費する部分ですが、脳に蓄積できるブドウ糖量はごくわずかなため、目覚めていても眠っていても働いている脳のためには、糖分の補給が欠かせません。
朝食で糖分を補うことはとても大事なことです。
疲れやストレスが蓄積すると、甘いものが欲しくなるというのは、脳の活力源である糖質が不足している状態だからだと言われています。
脳の働きを高めたり、ストレスの解消には適度な糖分が必要不可欠になります。
ただ、糖分は吸収されやすいため、摂るとすぐ血糖値が上がる糖尿病や予備軍と思われる方は、1日の量や摂取方法に気をつけてください。

免疫力を高める黒砂糖

砂糖の中でも特に黒砂糖には、カリウム・カルシウム・鉄などのミネラルが豊富です。
ミネラルは、体内で合成されないため食べ物や飲み物として摂取するしかない栄養素ですが、黒砂糖にはこのミネラルが豊富に含まれていて、免疫力を高める効果もあります。

調理ポイント

煮物などにつやを出したり、ケーキをふんわりと仕上げたり、食品の保存性を高めたりする働きがあります。
煮物など、味を含ませたい料理には砂糖を先に入れると良いでしょう。

あっさりとした料理には精製度の高い上白糖を、コクを出したい料理には精製度の低い黒砂糖と、料理に合った砂糖を使い分けるのも良いでしょう。

精製方法

最も良く知られている精製方法はサトウキビから作られる砂糖です。
サトウキビの幹を絞り、その絞り汁を不純物が沈殿するまで置き、上澄み液を遠心分離機にかけさらに不純物を取り除き、それを煮詰めて出来た結晶が砂糖となります。

保存方法

匂いがうつり易いため匂いのきつい物の傍は避け、密閉性の高い容器に入れ、高温多湿を避け冷暗所で保存するのが良いでしょう。
冷蔵庫で保存すると、逆に乾燥しすぎ固まってしまうことがあるようです。固まってしまった場合は霧吹きなど若干の水分を加え一昼夜置くとほぐれやすくなるようです。

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