香辛料系

種類

香辛料とは、樹皮・茎・葉・種子・根・果実・果皮・花・蕾など植物の一部から採取されたもので、調味料の一種です。
これらを乾燥させたり粉状にしたりし、香り・辛味・着色・消臭など食品の調理のために使用します。

シナモン(樹皮)ターメリック(根茎)ローリエ(葉)クミン(種子)唐辛子(実)サフラン(花)クローブ(蕾)

香辛料の効能

自然から取れる香辛料の成分の多くは、植物塩基のアルカイドと呼ばれるもので、味や効能が素材そのものの味を引き立たせる効果があります。
古くから人々は、身のまわりの香りのある草花を、様々な経験や知恵を生かし食用や薬草として用いてきました。

「暑さのため減退する食欲を増進させる効果」「食料を保存するための防腐・殺菌効果」「強い臭みの肉類の消臭効果」「医療として漢方薬・薬草としての湿布などの鎮痛作用」などの効果作用があると言われています。
食材と香辛料の愛称によって効果が変わってくるので、それぞれの特徴を知り使い分けが必要になってきます。

香辛料は、小量で強い効果が得られるため、家庭用には小瓶で販売されているものが多いです。

香辛料の4つの効果

香りつけ辛味つけ着色臭み消し

香辛料はスパイスとハーブに大別

  • スパイス

利用部位として、葉・茎・花を除くものの総称です。
胡椒・唐辛子・ショウガ・ニンニク・マスタード・ワサビ・ナツメグ・ゴマ・ケシノミ・パプリカ・クミンなど

  • ハーブ

葉・茎・花を利用するものの総称です。
クレソン・バジル・パセリ・ペパーミント・レモングラス・オレガノ・ローズマリー・コリアンダーリーフなど

香辛料の分類

  • フレッシュ

basil生で使用するスパイス・ハーブで、シソの葉や木の芽(山椒)バジル・ミントなどサラダに散らしたり飾ったりと香りと色が料理をより引き立ててくれます。

 

 

 

  • ドライ

sansyou-2乾燥させたスパイス・ハーブのことで、保存がきき手軽に使うことが出来ます。
ホール状・・・原型で香りが飛びにくいために長時間の煮込み料理に最適で、ミルで挽いて使うと香りも楽しめます。
粗引き・・・ホールを粗めに砕き粒子を整えたもので、調理中や下ごしらえにも向いています。
パウダー・・・ホールを細かく砕いたもので、粒子が細かいので瞬時に香りが立つため仕上げに振り掛けたりするのに便利に使えます。

 

  • ペースト・液体

料理に合わせて使いやすく加工されたペースト状や液体状のスパイス・ハーブです。
チューブやビンに入ったものが多く食卓で薬味として手軽に使えます。

保存方法

高温多湿を避け、密閉容器に入れ冷暗所で保存するのが良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました