日曜日に奈良県生駒市の十割そばのお店”千曲”へ主人と二人で行ってきました。住宅街の中だとは聞いていたのですが、本当にまわりにはおうちしかありません。”隠れ家”ってこういうのを言うんですね。到着するまで本当にあるんだろうかと半信半疑で車を走らせました。
場所は奈良県生駒市の鹿の台っていう住宅街の中です。”十割そば”と書かれたのぼりやのれんがあるのでお店だとわかりますが、そうでなければ普通のおうちという感じです。数台分の駐車場が用意されています。
十割そばの千曲さんのホームページをチェックするとトップページにでてくるのは以下の文面。
千曲の「手打ちそば」は、新鮮な「そばの実」を、毎朝その日使う分だけ自家製粉したそば粉を使用した「十割そば(生粉打ち)」ですので、少し緑色をおびた香りがします。
引用元:自家製粉手打ち十割そば”千曲”さんホームページより
ワクワクしながらガラっと扉をあけます。思わず普通のお宅におじゃまするように「こんにちは」とこちらから声を出してしまいました(笑)
入って左がいす席のお部屋(16席)。右方向は、グループ席のお座敷席(8~10席)ようです。
私たちはイス席のほうでした。
最初にでてきたのが揚げ蕎麦。パリパリとしていて美味しいです。ビールが飲みたかったなあ~。
お部屋の壁にはぐるり一面、ご主人と奥様が旅行に行かれたときの思い出の写真が展示されていましたよ。びっくりする位、あちこちに行かれているんですね~。日本国内はもちろん海外のあちこちにでかけておられるんだとか・・・。
海外のスキー場に行かれるほどのスキー好き。年間滑走日はよく50日を越えていたということで、またまたびっくり。素晴らしいスキー板との出会いの話も聞かせていただきました。
私たち夫婦もブランクはあるものの、新婚旅行にスキーに行く程のスキー好き。とってもお話が合い、旅やスキーの話で盛り上がったひとときでした。
「私の名前は楊枝とり」 なんか可愛いトリに姿に思わずパチリ!
各テーブルにはさりげなくいけられた小さなお花が。奥様の暖かい心遣いがお部屋の雰囲気をなごませてくれます。
奥様、お花が大好きなんですね。イス席から見える温室には赤や黄色の可愛い花たちがいっぱいです。
こちらはイス席から見える窓の景色です(温室側から90度反対側です)
私は色々なものを少しずついただきたかったので”そば懐石”をお願いしました。単品でお願いするより割安になっているようです。
そば懐石の基本メニューは 揚げそば・蕎麦豆腐・十割そば・そば寿司・蕎麦の実雑炊・そば茶プリンです。
遅い時間帯に行ったのでメニューがかわり、そば寿司が野菜の天ぷらになりました。基本メニューのそば懐石を注文したい方は事前予約をおすすめします。
もり蕎麦
私のつたない知識では、十割そばというのはつながりにくく、そば切れという言葉があるくらいポロポロになると聞いていました。しかし千曲さんの十割そばは、ご主人が自慢するだけあってほんのり甘くて美味しいおそばです。
最初はそのままでいただき、香りを楽しみ、残りはおだしでいただきました。
主人は「鴨ざる」を注文。だしは見た目は濃い目で少しからそう~。でも食べてみるとすっきりとした奥深い味でした。鴨肉とのバランスが絶妙でした。
蕎麦の実雑炊です。写真は少ししか写っていませんが、実は半分以上食べてから撮ったんです。食べ始める前にカメラに収めるようにしているのですが、あまりに美味しそうだとカメラの事をついうっかりと忘れてしまい思わず食べてしまうんですね。美味しそう~の誘惑に負けてしまって・・・(笑)よくやる失敗です。
口当たりは普通のプリンですが蕎麦の香りが何ともいえず美味。私のお気に入りになりました。
帰り際にご主人が蕎麦うちのお部屋を見せてくださいました。毎朝、ここで手打ちされるんですね。練り鉢?は、ご主人が時間をかけてご自分で塗られたんだとか・・・。塗っては乾かし、塗っては乾かしの作業を何十回も繰り返しできた世界でひとつの作品ですね。
■そば処千曲のこだわり■
こだわり その1 蕎麦の実
こだわり その2 自家製粉と手打ちの仕方
こだわり その3 蕎麦つゆ
■そば処千曲■ (2014年5月27日情報)
住所:奈良県生駒市鹿の台2-32-11
電話:0743-78-8195
営業日:土・日・祝日(臨時休業もありますのでホームページ又は電話で確認してください)
営業時間:11:30~14:00
※毎朝、臼で粉を引いて、十割蕎麦を作られていますのでそんなに数がないそうです。
「前日までに電話して頂けると有り難いです」ということです。
※詳しくは、そば処千曲さんのホームページにてご確認ください。
奈良の方へお出かけの際は、ぜひ訪ねてみてくださいね。
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