臭み消しに適したハーブ・スパイス
ローズマリー・クローブ・ガーリック・オレガノ・ローリエ・ナツメグなど。
ローズマリー
原産地は地中海沿岸のシソ科の常緑潅木で、短い松葉のような形状のものです。
甘い芳香とほろ苦い香味の、ハーブの中で最も香りの強いものの1つとされています。
ローズマリーの香り成分には精神を安定させる作用がありますが、料理に用いられる場合は香りつけより豚・牛・鶏などの臭み消しに効果があります。
クローブ
インドネシアが原産地のフトモモ科に属する常緑樹で、この花の蕾をスパイスとして使用します。
豚・牛・魚などの臭み消しに効果的ですが、風味が強いため小量で効果があります。
ポトフやシチューなどの煮込み料理などに用いられます。
ガーリック
ユリ科の多年草の地下茎が肥大した部分(鱗茎)で、パウダー・スライス・ドライ・フレッシュ(生)と様々な料理に用いられるスパイスです。
肉類・魚類の臭み消しに効果があります。
食欲増進作用もあり、加熱すると辛味が弱まり香りも柔らかくなります。
オレガノ
地中海沿岸が原産地のシソ科の多年草で、開花時に先端の柔らかな部分を刈り取り乾燥させたハーブです。
シソ科のハーブの中では最も香りが強く爽やかな香りが特徴的です。
イタリア料理(特にピザ)には欠かせないハーブです。
鶏 トマトを使う煮込み料理などには一般的にドライの方がよく使われています。
ローリエ(月桂樹の葉)
クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑樹で、乾燥した葉は硬質で、甘い清涼感のある香りが特徴のハーブです。
ブーケガルニの材料としてや、豚・牛・鶏・魚介類やスープ・煮込み料理に葉を折って入れると一層香りが引き立ち臭み消しに効果的です。
パウダー状のものは、肉などを焼くときすり込んで臭みを取ります。
ナツメグ
モルッカ諸島原産のニクズク科の熱帯性常緑樹で、天日乾燥させ種子を割って取り出したものがナツメグです。
甘い刺激性の香りとまろやかなほろ苦さが特徴のスパイスです。
ひき肉、肉類全般・野菜・卵・乳製品など幅広く使われます。