着色に適したハーブ・スパイス
サフラン・クチナシ・赤シソ・パプリカ・ターメリック(ウコン)など。
植物自体が持っている色素成分によって料理や、食品に色付けをするスパイスです。
サフラン〔黄色色素成分〕
サフランに含まれる色素成分は水に溶けやすい成分なので、水分に十分浸して色だしをするときれいな黄色に仕上がります。
見た目が華やかで豪華なパエリアに最適なスパイスです。
クチナシ〔黄色色素成分〕
あかね科の常緑性低木で開花時期は6~7月で10~11月頃に赤黄色に実が熟しますが、熟しても口が開かないことから「クチナシ」と呼ばれるようになりました。
クチナシに含まれる色素成分は水に溶けやすい成分です。水又は、熱湯につけるとより早く色だしをすることができます。
きんとんやたくあん漬け・お菓子などの色つけに使われます。
赤シソ〔赤色色素成分〕
赤シソに含まれる色素成分によって、梅干や紅生姜の赤色を鮮やかに出すことが出来ます。
乾燥させた葉は、香辛料として七味唐辛子に配合されたり、ふりかけなどにも用いられます。
パプリカ〔赤色色素成分〕
中南米産のナス科の多年草で、赤く熟した実を収穫・乾燥させ、果皮のみを粉末状にしたスパイスです。
パプリカの色素成分は油に溶けやすいため、油を使う料理に加えると色鮮やかに色付けできます。
パプリカは、辛味のない唐辛子で、甘酸っぱさを感じさせる特有の香りと苦味があり、ビタミンCを豊富に含んでいます。
香辛料としてだけでなく、野菜としても幅広く使用される食品です。
ターメリック(ウコン)〔黄色色素成分〕
カレー粉の黄金色を出すのに欠かせないスパイスです。
ターメリックに含まれる色素成分は油に溶けやすい性質なので、油類と一緒に使うと鮮やかな黄色を出すことが出来ます。